大きいネコ5選!違いと特徴について

動物

猫は犬に比べれば大きさの違いはそれほどありません。

しかし、3㎏程度の小さな猫もいれば10㎏を超える大きな猫もいます。

日本で見かけることが多いのは3~4kgくらいの中型の猫で、それ以上の大きさになると大きい猫とされます。

今回は大きい猫の人気猫種や飼い方などを紹介していきます。

 

大きい猫の特徴

大きい猫の中にもさまざまな種類があり、それぞれの特徴や傾向があります。

ここでは、大きい猫に共通して見られる特徴を紹介します。

体格

種類にもよりますが、骨格ががっしりとしていて筋肉質な体格が多いです。

大きい猫の標準的な体重はメス4~6㎏、オスで6~10㎏とされています。

日本でよく見かける雑種の猫たちは3~4㎏の中型ですので、その2倍以上の大きさということになります。

性格

大きい猫種はその見た目と裏腹に、フレンドリーで人懐っこく穏やかな性格であることが多いです。

また、声も高くかわいい声の子が多いのも特徴です。

寿命

猫の平均寿命は生活する環境や飼われ方で差が大きく出ます。

犬は大型犬になればなるほど寿命が短い傾向にありますが、猫の場合は大きな猫でも平均寿命は9~15年と他の猫種と変わりません。

猫の種類によって多少の違いはあるようですが、大きな猫だから短命というわけではないです。

成長

中型の猫はほぼ1年で成猫になるといわれています。

性格がおとなしくなってくるのも2年程度なのも特徴ですが、それに比べると大きな猫は成長がゆっくりです。

身体的に成猫になるためには2~3年程度の時間が必要とされており、中型の猫よりも長い時間がかかります。

成猫になるまでの時期が長いということは、子猫がかかる猫風邪のような感染症になる可能性が高い傾向にあるということです。

つまり、病気などに気をつけてあげなければいけない期間が長いということを知っておきましょう。

 

大きい猫5選

大きな猫とはどんな猫?ということで、ここではさまざまな大きな猫を紹介していきます。

メインクーン

メインクーンは猫の巨人と言われるほど大きくなる猫で、体長は1メートルほどになります。

標準的な体重はメスで4~6kg、オスで6~8kgといわれています。

性格は優しく人懐っこいのが特徴です。

また、賢く従順なことから、犬のような猫といわれることも多いです。

トイレの方法や、むやみに噛みついたり引っかいたりしないようしつけることも、比較的短期間で行うことができるかもしれません。

飼い方

メインクーンは活発なので、飼育環境は十分な居住スペースを用意しましょう。

ケージ・トイレ・ベッドなどもサイズを大きくしないと部屋が窮屈になってしまうこともあります。

あまり広くない部屋の場合、部屋を広く使えるレイアウトを考えることが大切です。

注意点

メインクーンは遺伝的に肥大型心筋症という病気にかかりやすいとされています。

病気が進行すると心不全や突然死を引き起こす可能性もあるため、注意が必要です。

早期に発見、そして治療を行えば進行を遅らせることができるので、定期的に健康診断を受けるようにしましょう。

ラグドール

ラグドールは比較的新しい猫種で、個体差がありますが6~9㎏程度になります。

ブルーの目とポイントカラーが魅力的で、ぬいぐるみのようにおとなしいことから英語でぬいぐるみを意味する「ラグドール」という名前が付けられました。

落ち着いた性格の子が多く、めったに怒ることはありません。

名前の意味通り、おだやかで人に抱っこされるのが大好きです。

飼い方

ラグドールは猫種の中でも最大といわれるほど身体が大きな猫です。

のんびり過ごすことを好むので、体の大きなラグドールがくつろげるように広くゆったりした台座やハウスを備えた頑丈なキャットタワーを設置してあげましょう。

注意点

ラグドールは毛量が多いことから、毛球症になってしまうリスクが高いです。

毛球症を予防するためにはこまめなブラッシングが必要です。

毛づくろいでたくさん毛を飲み込まないように、日頃から毛玉ケアのフードやブラッシングも取り入れましょう。

サイベリアン

サイベリアンの体重はオス・メスとも4~9kg、オスは時に10kgを越えます。

非常に賢いことで有名で、しつけしやすいだけではなく犬のように芸を覚えることもあります。

比較的落ち着いた性格をしているので、突然暴れたり怒ったりすることはあまりありません。

自分が認めた相手には従順ですが、それ以外の人にはなかなか心を開かないといった頑固なところもあります。

また、猫アレルギーが一番出にくい品種としても有名です。

飼い方

サイベリアンは特に活発で、駆け回ったりジャンプしたり運動量が多いです。

できるだけ高さ運動もしやすいように、頑丈なキャットタワーを設置してストレスがたまらないようにしてあげましょう。

注意点

サイベリアンはあまり水を怖がらない性質があるので、水があるところにも平気で近づきます。

お風呂に水を張ったままにしておくと、万が一落ちてしまうことも考えられます。

思わぬ事故を防ぐためにも、お風呂や洗濯機などの蓋を閉める・栓を抜いておくなど日頃から注意しましょう。

ラガマフィン

ラガマフィンは大きな長毛の猫で、ラグドールから派生して作り出されました。

身体だけではなく心も大きく、優しく家族に迎え入れても穏やかで順応する猫です。

人なつっこく甘えん坊なので、人のそばにいたり抱っこされることが大好きです。

一方で甘えん坊な反面ちょっぴり寂しがり屋なので、あまりに長時間の留守番が続くと寂しさからストレスを感じてしまうので注意が必要です。

体重は4.5〜9kgと時に10kgにまで迫る大きさです。

飼い方

大きい猫なのでお迎えする前に広いスペースを用意しておく必要があります。

健康面を考えると室内飼育が理想なので、室内で猫が過ごすスペースをできる限り広くとりましょう。

また、室内の温度管理にも気を配りましょう。

夏はクーラーを使うだけでなく、カーテンを閉めて直射日光が入らないようにする、猫用の冷却マットを置くなどして熱中症対策をするようにしましょう。

注意点

体が大きいのでよく食べますが、運動はあまりしないため肥満に注意が必要です。

高タンパク、高カロリーの良質なフードを適度に与え、おやつをあげすぎることや人の食べ物を与えることはないようにしてください。

ノルウェージャンフォレストキャット

ノルウェージャンフォレストキャットは4kg~7kgにまで成長します。

特にオスは10kg近くまで成長することもあり、大型の猫の中でも大きい種類になります。

大きな体ではありますが、とても温厚な性格をしていて甘えん坊な子が多い傾向があります。

人に対する信頼度も厚く、知らない人のこともあまり警戒せず玄関先にお客様を出迎えに行くこともあるほどです。

フレンドリーで順応性も高い為、大きな種類ではありますが初心者の方にも飼いやすい猫種です。

飼い方

運動能力が高く走ったり登ったりすることが好きな猫種ですので、ある程度のスペースを確保できるようにしましょう。

丈夫なキャットタワーを用意するのもいいでしょう。

また、大型の猫種の為成長スピードはゆっくりです。

一般的な猫種は1年ほどで成猫になりますが、ノルウェージャンフォレストキャットは3~4年程成長期が続きます。

成長期は栄養が不足しないように高たんぱく高カロリーの食事を心がけてあげましょう。

注意点

好奇心旺盛な性格をしているので、電化製品コード等、危険な物や触ってほしくないものはしっかり片付けておきましょう。

また、長毛種の猫なので毎日のブラッシングが欠かせません。

毛玉になることを防ぐのはもちろん、ブラッシングを怠ると通気性が悪くなり皮膚疾患に繋がってしまうケースもあるので、スキンシップやコミュニケーションを兼ねたブラッシングを毎日行ってあげましょう。

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